父と息子の簿記検定、合格ストーリー

父と息子で簿記を学び、簿記・会計資格の合格を目指すブログ。息子は、日商簿記2級合格を目指します。

標準原価計算(2) 勘定記入

引き続き、息子と標準原価計算の学習。
今回は、勘定記入について学習しました。
ちなみに、テキストだと勘定記入が先で差異分析は後ですが、あえてこの順番で教えてます。

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日商簿記2級レベル以上の学習経験者の方ならご存知だと思いますが、標準原価計算の勘定記入の方法には、シングル・プランとパーシャル・プランがあります。(なお、修正パーシャル・プランもありますが、日商簿記2級では出題されないので省略)

仕掛品勘定の借方(当月製造原価)に標準原価で記入するのがシングル・プラン、実際原価で記入するのがパーシャル・プラン。
こう説明しても、息子の頭は???状態でした。
図を書いて、水色部分の金額(標準原価)を仕掛品勘定に書くのがシングル・プラン、ピンク部分の金額(実際原価)を書くのがパーシャル・プランと説明すると、なんとなくわかってくれたみたいです。
・・・が、少し時間が経ってから質問すると「パーシャル・プランって、標準だっけ?実際だっけ?」と言う始末。「標シ、実パ」と覚えろと命じておきました。

シングル・プランとパーシャル・プランでは、差異が出る勘定が異なります。シングル・プランでは、直接材料費・直接労務費・製造間接費の各勘定に差異が出て、パーシャル・プランでは仕掛品勘定にまとめて差異が出るわけですが、ここまで覚えなければ意味が無いわけで。なんとか覚えさせて、本日の学習は終了しました。